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【概要】
本作のタイトルにも入っている「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」所謂「昆虫」ではない。「蟲」とは、我々の世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたるが、作者はそれらの怪異を、一般人には見えない「蟲」という存在の生命の営みから起こる現象と捉え、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者、かつ研究者、退治者とすることで、これまでに存在した怪談や霊現象を取り扱った物語とは異なる新たなストーリーを創り出している(但し作中世界においても幽霊等の概念は存在する)。
本作には 様々な種類の「蟲」が登場するが、その生態・行動原理・結果として人に与える影響 等に 合理的な説明が為されており、ファンタジー作品でありながら ハードSFの様な読後感さえ受ける。
時代設定については、作者自身特に設定はされていないそうだが、イメージは「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」といった所との事。ゆえに作中においては、登場人物は主人公を除いて全員和装をしており、登場する風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。
物語の語り方として、必ず人物の回想を用いる点が特徴的である。しばしば、回想の中の人物がさらに回想を始めるといった二重の回想まで行われている。その為描かれる世界はギンコが行動する時間や行動範囲に限らず、伝聞による時間・世界を描くことを可能にし、短い物語の中でも驚くほどの深みを与えている。
本作は、「蟲師」である主人公ギンコが「蟲」により引き起こされる様々な謎を解き明かしていく物語であり、基本的に一話完結で物語が構成されている。
【声優】
ギンコ:中野裕斗
化野:うえだゆうじ
語り:土井美加
【スタッフ】
企画:片岡義朗、松本慶明、高谷与志人
製作:中山晴喜、清水賢治、鈴木篤志
監督・シリーズ構成:長濱博史
脚本:伊丹あき、桑畑絹子、山田由香
キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦

【ストーリー】
両親の愛に恵まれないほど冷たい環境で育ち、半ば棄てられたかの様に父の祖母の田舎に預けられた少女・ミヨリ。その家の周りに広がる鬱蒼とした森の中で、ミヨリは“精霊”と呼ぶしかない、不思議な存在の声を感じ取る様になっていく…。
【キャスト】
真縞ミヨリ:蒼井優
カノコ:天野ひろゆき(キャイ〜ン)
ばあちゃん:市原悦子
一本桜の精:元ちとせ(特別出演)
以下、すべてフジテレビアナウンサー
ボクリコ:高島彩
わしらし:松尾翠
お父さん:伊藤利尋
お母さん:吉崎典子
岡子先生:佐々木恭子
【スタッフ】
企画:金田耕司(フジテレビ)、加藤道夫(日本アニメーション)
監督:山本二三
脚本:奥寺佐渡子
音楽:羽毛田丈史
プロデューサー:松崎容子(フジテレビ)、田中伸明(日本アニメーション)
アニメーション制作:日本アニメーション
製作:フジテレビ、日本アニメーション